ペイントツールSAIで描く

紙に描いたラフ画やペン入れ画をSAIに取り込む

(1)

 紙に描いた画をSAIに取り込む場合、SAIにはない機能を使うため、SAI以外のCGツールが必要です

 まずは紙に描いた画をCGにしましょう。普通はスキャナで取り込むのでしょうが、諸事情によりスキャナが使えないので、今回は以前にデジカメで撮影したものを使います。

 うわ、髪型が違うよママンorz

 今回使うのはデジカメ画像なのでjpgファイルですが、SAIではjpgファイルを扱えません。また、このままでは扱いにくいのでモノクロ画像に変換しますが、SAIにはグレースケール機能がありません。なので、jpgを扱えて、かつグレースケール機能を持つCGツールを使って、SAIで扱いやすい画像に変換します。
 ちなみに、SAIで扱う際に(シャレじゃないよ!)背景色が白(R255, G255, B255)、主線が黒(R0, G0, B0)になってさえいれば良いので、CGツールで調整した画像データがモノトーンで描かれたフルカラーCGになっていても構いません

デジカメ画像をグレースケール化したもの。 グレースケール化画像を補正し、背景を白に、主線を黒にします。

 ちなみに使用している画像補正機能は、私が使っているPaintShop Pro 7では「カーブ」機能と称されています。
 PhotoShopでは「トーンカーブ」機能Pixiaでは「色調補正」機能と呼ぶようですが、私はどちらも使ったことがないので真偽の程は保証しません。

 調整した画像をBMPまたはpsdで保存し、準備が出来たら、いよいよSAIでの作業です。

(2)

 調整した画像をSAIで開きます。

 左上の切欠は、以降の作業を視覚的に分かりやすくするためのものです。

 調整した画像のレイヤーを(必要ならば)選択し、「線画をレイヤー化」します。

 すると明度が透明度に変更され、白(R255, G255, B255)が透明になり、灰色の部分は半透明に、黒(R0, G0, B0)は不透明なまま残ります。

 以上です。
 作業終了したら、「キャンバスを別名で保存」を選択し、saiまたはpsdファイルで保存しておきましょう。BMPファイルに上書きして後悔するんだこれが。

 取り込んだ絵がラフ画ならば、このままペン入れに移っても良いでしょう。
 ペン入れ画の場合は、ペイントツールSAIのカラーレイヤーでペン入れと同じ手順で、不要な線やゴミを消去し、必要な線を補完します。気が済むまで修正して、完成したら色塗りです。

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