ペイントツールSAIで描く

SAIでペン入れするための下準備

 ペン入れの下準備として、ラフ画とペン入れの線の色を区別できるように、ラフ画の線の色を変更します。ラフ画を描く段階でペン入れ用の線と色を変えている人は、読む必要はありません

 変更の方法には2種類あり、

 レイヤーの透明度は簡単に調節できるので、ここでは「線の色を他の色に置き換える」方法を紹介します。

 まずは下絵となるラフ画を準備しましょう。このラフ画は黒い線で描かれており、ペン入れのために黒から別の色へ変更したいと思います。

 置き換えたい色を準備します。赤でも青でも、好みの色で構いません。私が使っているのは、R128 G192 B192です。

 続いて「置き換えたい色を置く」ためのレイヤーを作成します。

 作成したレイヤーを、選んだ色で塗りつぶします。メニューのレイヤー>レイヤーを塗りつぶす が一番手っ取り早く塗れます。

 メニューを見れば分かるとおり、ショートカットを使ってもOKです。

 塗りつぶしたレイヤーを、「下のレイヤーでクリッピング」すると……

 あら不思議、下のレイヤーの透明度が反映され、ラフ画の色が変わりました。
 変えた色が気に入らないときは、この「レイヤー2」の色を塗り替えるだけで、手軽に別の色にできます。

 下準備ができたら、実際のペン入れに進みましょう。

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